抄録
最近, 心身共に健康に生活していく上で睡眠習慣の重要性が指摘される. しかし, 日本人の睡眠習慣は睡眠時間が短く, 就寝時間が遅い. 特に入学後から睡眠が徐々に後退化, 不規則になりやすく, 学生生活に悪影響を与えるとことが問題となっている. 一般的に若者は睡眠に対する楽観的な評価をすることが多いことから, 入学時の段階で睡眠の質に関する正しい知識を身に着け, 睡眠の習慣化を促すことがその後の大学生活に重要であると考えた. 本研究は, 行動変容ステージモデルにおける無関心期から関心期への移行を行うことを目的とし, 睡眠の習慣化を強化するフィードバックシステムを提案する.