主催: 一般社団法人経営情報学会
会議名: 2019年春季全国研究発表大会
開催地: 千葉工業大学 新習志野キャンパス
開催日: 2019/06/22 - 2019/06/23
日本政府は医療費削減を目的にジェネリック医薬品の普及を推進しており,沢井製薬,日医工,東和薬品等のジェネリック専業企業は急成長を遂げている.本稿では,ジェネリック医薬品業界における企業の経営施策の違いが業績に与える影響を表現する動的モデルを構築する.調査から,(1) 成長市場であるため積極的な投資が利益につながり更なる再投資が可能となる,(2)低価格訴求戦略は短期的には有効だが法定薬価改定制度により長期的には有効ではない,(3)ジェネリック医薬品の普及に伴い付加価値の重要度が高くなる,の3つの仮説を立案し,シミュレーション結果と実際の業績推移を比較することで仮説と動的モデルの妥当性を確認する.