主催: 一般社団法人経営情報学会
会議名: 2020年全国研究発表大会
開催地: オンライン会場
開催日: 2020/11/07 - 2020/11/08
ソフトウェアの要求分析や仕様の作成において、特定のユーザーでなく一般的なユーザーを対象にすることは難しい。スクラムのようなチームによるアジャイル開発では反復的に改善を行うイテレーションで普遍的な要求を満たすのが望ましい。しかし、実際には改善が十分行われたとはいえない現状にある。本研究は、アジャイル開発における要求分析に加えてオブジェクト指向設計と構造化手法を融合した仕様作成を組み合わせてモバイルアプリケーションの設計プロジェクトを実施し、イテレーションによる改善内容とその時点を明らかにする実験を行った。その結果、要求の発見や修正は想定しているイテレーションよりも後で行われていることが分かった。