主催: 一般社団法人経営情報学会
会議名: 2020年全国研究発表大会
開催地: オンライン会場
開催日: 2020/11/07 - 2020/11/08
速やかなリコールの届出は、その後の被害の低減につながる。本研究は、社外役員と内部通報が速やかなリコールの届出に与える影響を実証する。データは、2019年4月から2020年3月に日本の自動車産業15社の全リコール届出111件を利用した。多変量解析の結果、社外役員比率の高さや内部通報の多さは届出を遅らせたが、両者には交互作用効果があった。内部通報が多い企業では社外役員の多さが速やかな届出を促進し、そうでない企業は社外役員の多さが届出の遅れにつながっていた。本研究は、トップマネジメントチーム研究に理論的な貢献を行うとともに、リコール対策に効果的な内部通報制度の在り方と社外役員比率を提示することで実務的貢献とする。