主催: 一般社団法人経営情報学会
会議名: 2022年全国研究発表大会
開催地: 開志専門職大学 紫竹山キャンパス
開催日: 2022/11/12 - 2022/11/13
我が国全般の農業生産量は生産基盤とともに減少している。卸売市場統計において、本州4ブロック野菜の域内率は低下し、主産地県の出荷は広域ブロック内率が上昇している。伝統果実の卸売市場流通は二分化し価格上昇している。他方、果実の統計外ローカル流通は産地至近に維持、地方卸売市場や直売システムは産地地域の消費を充足している。食料自給率は都道府県別の計算と公表をされているが、令和元年度概算値でカロリーベース150%以上の道県は2、同産出額ベースでは9道県である。都道府県別産出額の国内順位で上位12位までに、この9中7が入る。このうち4県の生産基盤等について精査し食料確保のローカリティの意味を議論する。