スポーツ精神医学
Online ISSN : 2436-1135
Print ISSN : 1349-4929
症例報告
Cognitive-Physical Interval Training(Cogniit)の地域実践報告:折り紙と運動を組み合わせた認知機能低下予防プログラム
尾関 拓也, 平林 愛子, 宇野 颯人, 竹内 佳子, 木下 滉大, 平川 仁尚
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 23 巻 p. 38-42

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抄録

 本報告は、高齢者の認知症予防を目的として、身体活動と認知刺激を組み合わせた多面的運動プログラム「Cogniit」(本プログラム)の地域実践を報告する。2025年7月、愛知県刈谷市にて同市役所長寿課と連携し、65歳以上の高齢者37名を対象に短時間のストレッチング、折り紙制作、紙風船を用いた運動を短い休憩を挟みながら交互に実施した。活動中は笑顔や会話が多く、協働的な雰囲気が形成された。振り返りシートでは97%が「楽しかった」と回答し、本プログラムは地域高齢者に好意的な反応が得られた。本プログラム中、中途退席や転倒等の有害事象は認められず、高い完遂率(100%)であった。動画やスタッフ支援の活用により認知的・身体的多様性にも配慮し、活動の包摂性を確保した。さらに、講義と実技を組み合わせた構成は知識の定着と体験的理解を促進し、参加者の学習意欲向上にも寄与した。本プログラムは、地域包括ケアにおける認知症予防と社会的つながり促進の一助となる一定の可能性が確認された。

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