慶友会つくば血管センター
日本赤十字医療センター検査部
東京医科歯科大学人体病理学
2015 年 55 巻 11 号 p. 197-201
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要旨:症例は27 歳女性,誘因もなく右前腕の腫瘤を自覚したため受診した。右前腕近位に可動性良好で境界明瞭な鶏卵大の拍動性腫瘤を認めた。超音波検査では上腕動脈周囲に低-等エコーを示し一部上腕動脈内へ突出する腫瘤像を認めた。上腕動脈原発の腫瘍と診断し右上腕動脈部分切除,大伏在静脈置換術施行された。病理組織学的検査では類上皮血管腫という診断であった。術後3 年でグラフトは良好に開存しており再発もなく経過している。
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