2010 年 7 巻 p. 34-38
精神科入院患者を対象に、運動療法が不安や注意機能に及ぼす効果について検討した。運動療法に参加した患者のうち、11名を対象とした。運動療法は軽運動が中心であり、約1時間実施された。
不安の測定は、STAIを用いて状態不安を調べた。注意機能の測定は、検査者によって落とされた物差しをつかんだ距離を調べた。どちらの測定も運動療法の実施直前と直後に行い分析した。
その結果、運動療法の直前から直後にかけて、状態不安と注意機能に有意な改善がみられた(p<0.05)。
これらのことから、運動療法が精神科入院患者の状態不安や注意機能に効果をもたらす可能性が示唆された。