日本ルーラルナーシング学会誌
Online ISSN : 2760-7186
Print ISSN : 1881-2783
研究報告
北海道のへき地医療拠点病院で働き続けている看護師の思い
藤田 寛石﨑 智子
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2025 年 20 巻 p. 33-45

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抄録

目的:北海道のへき地医療拠点病院で働き続けている看護師の思いを明らかにすることである.

 

方法:北海道のへき地医療拠点病院に20 年以上勤務し,研究に同意を得られた看護師4 名にインタビューを実施した.質的帰納的に分析し,内容ごとに小テーマをつけ,グループ化し,大テーマをつけた.

 

結果:4 名の参加者の語りから,【働く人を定着させたい】,【看護実践能力がつき,成長できる】,【地域医療を守っている自負がある】,【家族や地域の人々から支えてもらった】,【生活のリズムができていい】,【職種が少ないから,看護師で働くしかないと思う】,【へき地医療拠点病院を意識したことはない】の7 つの大テーマが抽出された.

 

結論:へき地医療拠点病院という言葉の認知度の低さが明らかになった.しかし,各々が自分の病院がへき地医療を支えていると認識し,その地域の中の最先端で働くことが誇りとなり,その誇りが働き続ける原動力になっていた.

 
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