2023年が明けて早々の1月12日、新年月例会「宇宙都市をどうつくるか」が鹿島建設技術研究所上席研究員の大野琢也さんを講師にハイブリッド方式で開かれた。大野さんは、子どものころから宇宙で人間が暮らすにはどうしたら良いかを考え続け、長期滞在するには重力(1G)が必要と結論。遠心力によって1Gを実現する居住施設のプランを「宇宙建築」として考えた。2021年から本格稼働した京都大学大学院総合生存学館ソーシャルイノベーションセンター(SIC)有人宇宙学研究センターのSIC特任准教授を併任したのをきっかけに、この構想を積極的に発信している。