抄録
放射線溝療開始時及び治療中のライナックグラフィとシミュレーション霧真の照合を簡易装置である東芝メディカル社製画像ミキシングカメラシステムにて検討, 評価した. 対象は当院にて1998年の一年間で放射線治療した250輝のうち, 頭頸部を除く166例から無作為に抽出した担癌患者17例 (胸部7名, 腹部3名, 骨盤部7名) で, 全例とも, 4人の放射線治療医により従来の照射野照合フィルムによる欄法にて特に問題がないとされた症例である. 中心点のズレは全例とも10mm以内の間に収まっていたが, ライナックグラフイとシミュレーション写真の合致率が100%を得られたのはわずか17例中2例のみであった. 両者のミスマッチの原因のひとつとして比較する写真が互いに等倍でないことが挙げられたが, この簡易型の画像ミキシングカメラシステムは両者を等倍化して照合することが可能であり, この装置を用いることでより正確な照合確認が可能となり放射線治療のQuallty Assuranceの向上に寄与すると考えられた.