The Journal of JASTRO
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ウェッジファクターについてのアンケート調査結果
谷 正司高橋 博史小山 裕之小田 雅彦放射線治療かたろう会調査局
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2004 年 16 巻 2 号 p. 101-109

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抄録

2001年4月, 東京で過照射事故が起こった. 2002年8月, 我々は, 過照射事故の原因となったウェッジファクターの調査を行った. 調査内容は, ウェッジファクターとその測定方法, 各ビームのTPR20, 10, 線量モニタ単位の計算方法と計算結果の再確認の方法である. 調査は近畿圏の78施設に鯨して実施した, この結果. 61の施設. 78の装置. 40の形式 (不明6) そして135のビームについて回答を得た, 測定された加速エネルギーについて, 公称エネルギー4MVにおいては1.0MVの範囲でばらついていた. また, 公称エネルギー10MVにおいては2.8MVの範囲でばらついていた. MUの計算については, 60%以上の病院がRTPを用いていた. 半数を超える数の施設が, 測定により計算結果の再確認をしている. しかし, 「再確認はしていない」, と當えた施設もあった. ウェッジファクターは, 57%の施設が校正深で測定している.また, 97%の施設が10×10cmの照射野で測定している. 全てのウェッジファクターは, メーカー別, ェネルギー別に, 分大し, 比較のための表とした.

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© 1994 The Japanese Society for Therapeutic Radiology and Oncology
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