日本ベンチャー学会誌
Online ISSN : 2433-8338
Print ISSN : 1883-4949
研究論文
日本のスタートアップのPre-Money Valuationの決定
―最初のエクイティファイナンスにおける起業家と投資家の交渉力に関する分析―
平田 博紀
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2020 年 36 巻 p. 45-58

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抄録
スタートアップのエクイティファイナンスにおける起業家と投資家の最大の関心事は、資金調達(出資)後の株式持分にある。それぞれの株式持分は、起業家と投資家間の交渉により決定するPre-Money Valuationに影響を受ける。本稿では、多くの国内の起業家にとって大きなハードルとなっている最初のエクイティファイナンスを舞台に、どのような起業家、投資家がPre-Money Valuationの決定において交渉力を有するのかを検証している。分析の結果、投資家に対して強い交渉力を有する起業家には斯業経験があることが明らかとなった。また、起業家に対して交渉力を有する投資家として、国内の民間の独立系VCや事業会社、エンジェル投資家といった存在が確認された。
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© 2020 日本ベンチャー学会
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