日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成21年度日本風工学会年次研究発表会
セッションID: 169-170
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空気流体中で振動応答する二次元正方形角柱の付加質量効果に関する研究
その1 シミュレーション概要及び結果
*田中 秀和西 将志神田 亮
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抄録

 本論文は,ニューハイブリッド空力振動法を用いて,密度比と発振風速の関係に着目した2次元正方形角柱の空力振動現象をシミュレーションし,現象の整理をした論文である。空力不安定振動の応答挙動は密度比と減衰定数の積により表されるスクルートン数に依存するとされていた。しかし,同一のスクルートン数でも密度比が小さいほど発振風速は低下することが報告されている。シミュレーションを行った結果,密度比が小さいほど発振風速は低下し,応答卓越振動数が固有振動数より低下することを示した。

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© 2009 日本風工学会
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