日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成21年度日本風工学会年次研究発表会
セッションID: 111-112
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数秒の時間領域における風速変化パターンの検出に関する研究
*原 豊竹下 慎哉
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抄録

小型風車の応答にとって重要な数秒から数十秒の時間スケールにおける自然風の風速変化挙動を明らかにするため、相関値とRMS値を併用して、自然風から特定の風速変化パターンを検出する方法が提案された。相関係数の閾値は0.98以上、RMSの閾値は0.35以下と決定された。本手法を用いて、ランプ状に風速が増加するパターンとランプ状に減少するパターンについて2007年の1年間のデータを対象として検出を行った結果、自然風の風速増加は比較的短い時間であるが減少は緩やかになる傾向があること、風速レベルが高い場合は1秒程度の短い時間で風速が増加する割合が高くなる傾向があることなどが示された。

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© 2009 日本風工学会
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