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風による飛来物の衝撃力を測定する基礎的風洞実験を実施した。4隅に圧電型ロードセルを取り付けたアルミ板を風洞風路の床面に設置し,そこに実験模型を飛翔・落下させる。実験模型は直径 25mm,質量3.2g の球体で,3Dプリンターで作製した。単体のロードセルに球体を落下させる測定し,アルミ板に同じ高さから落下させたときの衝撃力との関係を予め求めた。また,アルミ板状の予め指定した位置に球体を落下させ,4つのロードセルで測定した信号のピーク値の時間差から落下位置を推定する関係式を求めた。風速 5 m/s で球を飛翔・落下させる実験を行って落下位置の実験値と推定値の比較をした。