日本風工学会年次研究発表会・梗概集
2019年度日本風工学会年次研究発表会
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2019年度年次研究発表会梗概集
屋上広告板のピーク風力に与える建築物の影響
*益山 由佳植松 康中村 修
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p. 161-162

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抄録

屋上広告板は適切な耐風設計がなされていない場合が多いことを背景に、その強風被害の減少を目的として、筆者らはこれまで屋上広告板に作用するピーク風力係数について検討を行ってきた。筆者らの既往の検討では広告板端部で大きなピーク風力が作用することを示しており、また、建築物の形状と建築物隅角部と広告板の位置の関係が広告板端部の正のピーク風力に大きな影響を与えることを示している。一方で、地上に自立する平板に作用する風力についてはいくつか既往の研究があり、これらは平板の幅bと高さhの比(b/h)が平板に作用する風力に影響を与えることを示している。本報では、広告板端部の正のピーク風力に対する建築物の影響をより明確にすることを目的とし、広告板単体の状況を対象に実験を行い、建築物屋上に設置される広告板の結果と比較し、建築物の影響を検討する。

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