喉頭画像・音声・声の基本周波数・音響解析結果等を時間軸を一致させて記録保存し結果を二次利用することが,誰でも簡単に行えるようになった。検査をする側の技術的な問題は解決されたため,次に,検査の説明を受ける側(被検者,家族,医療関係者,医師等)の環境整備が必要と考えられた。喉頭動画像および解析結果(声の基本周波数,音響解析結果等)を,各個人が自由に同時にリアルタイムに見られるようにしておく必要がある。今回われわれは,インターネット関連技術のWebRTCとH.264等を用いることにより,一般的に使用されているWi-Fiを用いて,iOS, Androidいずれの携帯端末が混在している環境でもリアルタイムに動画像が共有できることを確認した。