2025 年 76 巻 6 号 p. 358-362
背景:一側性声帯麻痺におけるトラフェルミンの最適な声帯内投与量と音声改善効果の関係は明らかでない。方法:2021年1月から12月に当院で声帯内トラフェルミン注入術を受けた一側性声帯麻痺患者18例の診療録を後方視的に調査した。通常量および高用量のトラフェルミン投与を受けた患者の術前後の最長発声持続時間,声域,平均呼気流量およびVoice Handicap Indexの変化を評価項目とした。結果:高用量群において平均呼気流量およびVoice Handicap Indexで有意差を認めた。まとめ:高用量のトラフェルミン投与は音声改善をもたらす可能性がある。