1942 年 37 巻 6 号 p. 379-385
一、泰米糊にタカヂアスターゼを作用せしむる場合に豆汁及魚汁を添加した場合には糖分の生成量は増大する。アミノ酸液又はグルタミン酸液等は多少の増進を示した。
一、タカヂアスターゼによる豆汁及魚汁を分解せしめたに二割位の添加量が最高率分解を示し、尚又共存する場合が效果的である。
、豆汁以外の豆腐類が泰米澱粉糊と共存の時も促進作用を認める。一、小麥澱粉は泰米澱粉の樣に豆汁が共存しても作用が顯著に促進を示さない。一、内地米と豆汁共存の場合泰米の如く分解の促進は認めないが幾分效果がある樣に見ゆる。