日本釀造協會雜誌
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高温糖化翫に関する基礎試験並びに実地釀造経過
小武山 温之二瓶 孝夫山崎 志良森 博司
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1952 年 47 巻 12 号 p. 530-528

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抄録

先に高温糖化翫使用清酒釀造試験結果を協会誌 (1951, 46, 12) に発表したが, 最近益々各地釀造家に於て当方法が行なわれて居り, 香気のよい健全な酒母が簡単に短時口に得られる等の好評もあるが未だ未だ研究の余地が残されている。
先ず問題となる点は高温糖化翫による清酒は淡麗になり過ぎると言う事であり, 亦高温糖化翫に依つては醪の酒精が余り出ないのではないかと云う点である。これ等は今後の研究に俟つとして, 簡単な二, 三の基礎試験を報告し, 併せて各地で実施した釀造経過を述べる事とする。

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