日本釀造協會雜誌
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流通革新と清酒
榎並 禎二
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1973 年 68 巻 10 号 p. 726-729

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抄録

清酒の生産面, 流通面での自由化が進むにつれて, 免許制度の落し子である現在の生販三層を前提とした流通構造は大きく変化するであろうことは, 大方の予想しているところである。しからば, どのような形で流通革新が起きてくるか。本論によれば, 生販三層の水平的な競争から, 問屋, 小売, あるいはスーパ一などが, それぞれ中心となって流通経路をシステム化することの競争に移る。そして, 卸, 小売の機能をシステム的に最も効率化し得たものが, 清酒の流通革新の旗手となることが示唆されている。

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