著者所属:昭和大学心臓血管外科
2014 年 54 巻 12 号 p. 193-197
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要旨:炎症性動脈瘤の診断は,血液生化学検査と造影CT など画像所見が有用とされている。今回我々は体重減少などを主訴に受診した患者に対して,悪性腫瘍を鑑別するためにPET-CT を施行し,腹部大動脈瘤外壁に一致した炎症が判明,さらにEVAR により炎症反応の改善と症状の消失を認め,PET-CT による評価で瘤壁の炎症が低下した症例を経験した。炎症性大動脈瘤に対するEVAR の有用性を文献的考察とともに報告する。
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