医療法人社団松和会池上総合病院心臓血管外科
2014 年 54 巻 3 号 p. 35-38
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要 旨:感染性腸炎と菌血症に続発した後脛骨動脈の非動脈瘤性突発性破裂を経験した。症例は82歳男性。大腸菌による感染性腸炎と菌血症で入院治療中だった。合併した深部静脈血栓症の抗凝固治療中に突然の左下腿の拍動性腫脹と疼痛を認め,精査で仮性動脈瘤と診断された。手術では正常径動脈が断裂して連続性を認めなかった。後脛骨動脈の結紮術を行ったが創治癒に難渋した。後脛骨動脈の非動脈瘤性突発性破裂はまれであるので報告する。
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