神戸大学医学部附属病院検査部
北播磨総合医療センター神経内科
神戸大学医学部附属病院血管内治療センター
神戸大学医学部附属病院総合臨床教育センター
2015 年 55 巻 6 号 p. 95-99
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
要旨:77 歳女性。左上肢脱力を自覚。頸動脈エコーなどの検査で血管炎が疑われ,PET-CT で鎖骨下動脈に集積像を認めた。側頭動脈に対するエコーでhalo sign を認め,生検にて巨細胞性動脈炎と診断した。左橈骨動脈触知不良,鎖骨下動脈に対するエコーにて両側に狭窄病変を認めた。バルーン拡張術を施行後,橈骨動脈は触知良好となり狭窄は改善した。巨細胞性動脈炎における血管内治療の報告はほとんどない。血管エコーが診断と病態の把握に役立った。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら