脈管学
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症例報告
フックにより血管内治療後にリンパ囊腫を形成したと考えられた下肢静脈瘤の1例
武内 謙輔堺 浩太郎
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 56 巻 7 号 p. 99-102

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抄録

症例は72歳男性で,伏在型の下肢静脈瘤に対して右大伏在静脈の血管内ラジオ波焼灼術を施行した。治療1週間後に大腿部内側の穿刺部に一致して皮膚の膨隆を認め,エコーにて皮下組織に低エコー性病変の所見がみられた。増大傾向があり10日目に局所麻酔下に切開したところ内容物はリンパ液でリンパ囊腫と考えられた。その後創部処置を外来にて行い27日目に治癒した。

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