茨城県立中央病院血管外科
2016 年 56 巻 9 号 p. 123-130
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術(EVAR)の医療経済上の妥当性を,費用対効用分析を用いて検討した。開腹術を比較対照とすると,EVARの増分費用効果比(ICER)は質調整生存年1年当たり3,100万円と計算され,費用対効果のないとされる値となった。比較対照を経過観察とすると,高齢者または膵癌治癒切除後患者に対するEVARのICERは年齢あるいは進行度によっては費用対効果のない値となった。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら