松山市民病院心臓血管外科
2017 年 57 巻 8 号 p. 115-118
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膝関節鏡術後の膝窩動脈仮性瘤・動静脈瘻の1例を経験した。2年前に交通外傷を受傷した22歳の女性が膝関節鏡下右後十字靭帯再建術を受けた。術後7日目に膝の疼痛と腫脹が出現した。造影CTで右膝窩動脈に仮性動脈瘤と動静脈瘻を認めた。全身麻酔下,内側アプローチで総大腿動脈の遮断下に損傷した膝窩動脈を5 mm切除し,端々吻合した。静脈の損傷部位は直接縫合して修復した。術後1年を経過し経過良好である。
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