脈管学
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症例報告
骨盤内うっ滞症候群を呈したナットクラッカー症候群に対して腎静脈ステント留置を行った一例
中井 信吾渡辺 徹雄中野 善之津田 雅視榊原 宏幸外山 秀司河村 圭一郎貞弘 光章
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 59 巻 9 号 p. 77-80

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抄録

61歳,女性。血尿を契機にナットクラッカー症候群と診断されていた。肉眼的血尿の増悪と,両側大腿~鼠径部の疼痛が出現し,CTで左腎静脈高度狭窄と,側副血行路を介した骨盤内静脈叢の著明な拡張蛇行を認めた。骨盤内うっ滞症候群を呈したナットクラッカー症候群と診断し,自己拡張型ステントを狭窄部に留置した。術後は抗凝固療法を施行した。自覚症状の改善とCT所見の改善を認め,現在術後2年で,無増悪で経過している。

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