牧港中央病院心臓血管外科
2020 年 60 巻 5 号 p. 75-78
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症例は66歳,男性。左下肢腫脹のため他院を受診。造影CTで左腸骨–大腿静脈型血栓を認め,下大静脈フィルター(以下フィルター)が挿入された。血栓消失後カテーテル的なフィルター回収が試みられたが,下大静脈穿孔が疑われたため,当院搬送となり外科的に回収した。フィルターでは,回収が勧められており,外科的対応が必要となる例も存在する。安全な回収のためにはフィルターの構造の把握と透視下の対応が肝要と考えられた。
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