東北大学医学系研究科循環器内科学
2021 年 61 巻 12 号 p. 131-137
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世界的な高齢化の進展とともに,さまざまな合併症を有する心血管病患者は増加の一途を辿っている。近年,生体において音波の繰り返し刺激が血管内皮細胞を伸展させ,内皮型一酸化窒素合成酵素や血管増殖因子の発現を誘導させることがわかってきた。これを応用し,われわれは音波を用いた低侵襲性血管新生療法を開発し,基礎・臨床の両面で研究を進めてきた。本稿では,音波を用いた血管新生治療の開発について概説する。
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