脈管学
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症例報告
腹部大動脈瘤人工血管置換術後遠隔期の非吻合部仮性動脈瘤に対するEVAR—人工血管破綻部位同定に4D-CTが有効であった1例—
川崎 正和吉田 俊人西村 基記栗本 義彦
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2024 年 64 巻 2 号 p. 35-39

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抄録

腹部大動脈瘤人工血管置換術後20年以上経過した時点で人工血管ラッピング部の著明な拡大を認め,4D-CTにてY-graftの主幹部および分岐部が破綻したことによる仮性動脈瘤形成が原因であることが判明した症例にENDURANTのAorto-uni iliac graft(Medtronic Cardiovascular, Santa Rosa, CA, USA)を用いてEVARを施行し術後経過良好であった。通常の造影CTで診断がつかない人工血管破綻部の同定に4D-CTが有効であったので報告する。

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