国立病院機構鹿児島医療センター心臓血管外科
2024 年 64 巻 4 号 p. 55-59
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症例は72歳,男性。右総腸骨動脈瘤に対し,開腹手術を施行した。総腸骨動脈瘤と腸間膜の強固な癒着,肥厚した瘤壁を認め,炎症性動脈瘤と判断した。Y字グラフトで人工血管置換術を行い,病理組織学的診断はIgG4関連大動脈周囲炎であった。術後血液検査でIgG4の上昇なく,ステロイド治療は行わず,半年間良好に経過した。IgG4関連炎症性総腸骨動脈瘤は報告が少なく,術式やステロイド治療にはさまざまな見解があり,文献的考察を交えて報告する。
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