2026 年 66 巻 3 号 p. 15-18
症例は33歳男性で特発性心筋症の診断でIMPELLA CP挿入の方針となった。治療終了後,IMPELLA抜去時に血管穿刺部位に巨大欠損孔が認められた。当初はタバコ縫合による穿刺部の止血予定であったが,術式変更を余儀なくされ,パッチ形成を施行した。近年,医療の低侵襲が注目され,止血デバイスも多く使用され有効性が報告されている。一方で合併症への懸念もあり,患者選択や治療方針を熟考する必要がある。今回我々は循環補助デバイス離脱時に,予期せぬ刺入部巨大欠損孔を経験したため報告する。