日本補完代替医療学会誌
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原著
亜麻仁油,エゴマ油を摂取したラットの肝臓脂質濃度と生体内酸化ストレスに及ぼす影響
細山田 康恵 山田 正子
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2021 年 18 巻 1 号 p. 23-28

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抄録

目的:α-リノレン酸を多く含有する亜麻仁油(Linseed Oil: LO),エゴマ油(Perilla Oil: PO)をラットに摂取させた際の肝臓脂質濃度や酸化ストレスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.
方法:5週齢Sprague-Dawley系雄ラットに20日間,それぞれ3種類の油脂を普通食に添加し,肝臓脂質濃度,酸化ストレスなどの測定を行った.群分けは,普通食にラードを加えた群(コントロール群:n=6),LO群(n=6)およびPO群(n=6)とした.
結果:終体重は,Control群よりPO群で低値を示す傾向がみられた(P=0.0509).なお,総飼料摂取量に差は見られなかった.肝臓コレステロール濃度および酸化ストレス度は, Control群よりLO群とPO群で有意に低値を示した(p<0.01, p<0.05).
結論:亜麻仁油またはエゴマ油を摂取したラットにおいて,肝臓コレステロール濃度および酸化ストレスはそれぞれ低下した.亜麻仁油やエゴマ油摂取は脂質代謝異常の改善やストレス緩和に役立つことが示された.

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