Journal of Computer Chemistry, Japan
Online ISSN : 1347-3824
Print ISSN : 1347-1767
ISSN-L : 1347-1767
研究論文
不均一系における消光機構分析ソフトウェアの開発
城石 英伸鈴木 和久瀬尾 美智子時田 澄男金子 正夫
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 1 巻 1 号 p. 37-46

詳細
抄録

さまざまな消光剤濃度における減衰曲線を13種類のモデルで解析するため,減衰曲線の消光剤の濃度に対する関数を導出し,GAUSS-NEWTON法により解析するプログラム"Q-ChanG4(QuenCHingANalyzerG4)"を作成した。同時にStern-Volmer plotによる解析も行えるようにし,不均一系における消光機構の解析が容易にできるようにした。また、ポリエチレングリコール中でのRu(bpy)32+の発光のMV2+による消光反応を研究した結果、消光機構はModel 10によく一致し、ポアソン分布型の静的消光と、動的消光の複合型の消光機構であることが明らかとなった。また、この系においては二次消光速度定数が2×108M-1s-1と水中と同程度に大きく、局部的な分子運動が水中と同程度おこっていることが明らかとなった。

著者関連情報
© 2002 日本コンピュータ化学会
前の記事
feedback
Top