Journal of Computer Chemistry, Japan
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C5Ch5およびC6Ch6 (Ch = S, Se, Te)の分子構造と芳香族性の評価
川田 修太郎望月 祐志中野 克洋
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論文ID: 2016-0042

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抄録

(CO)nで記されるCO単位の環状重合体であるオキソカーボンは長年関心を集めてきた.しかし,Oをカルコゲン原子Ch = (S, Se, Te)で置換した擬オキソカーボン類については,これまで系統的に理論計算による検討はなされてはいない.そこで今回,(CCh)n (n = 5,6)についてDFT計算による分子構造の最適化とNICS値の算定を試みた.最適化計算からは,カルコゲンが高周期になるにつれて構造の平面性が増すことが分かった.NICS値からは,(CTe)6でベンゼンに匹敵する芳香族性が示唆された.

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