主催: 電気関係学会九州支部連合会
セルフセンシング磁気軸受は,位置センサ及び潤滑剤が不要なので,低コストで省スペース化,メンテナンスフリーといった利点がある。本研究では,この利点を用いた極低温環境で使用できるポンプの開発を目指している。センサ信号として中点電圧を使用している。これはロータを変位させると,変位に比例して電圧が現れてくるためロータの位置情報を含んでいる。今回,このセンサ信号の精度及び,浮上安定度の向上を目指すために,現在の電磁石構成において磁場解析を行った。そして,この結果を踏まえた上での新たな電磁石を作り,以前の電磁石を用いた実験結果と比較,検討を行った。