主催: 電気関係学会九州支部連合会
心臓疾患は人命に関わる深刻な病気であり、とくに重症になると心臓移植しか治療法がないケースが多々ある。このため、移植待機患者のつなぎとして、また重症患者の補助装置として、長期使用できる体内埋め込み式の人工心臓の早期開発が急がれている。本研究では、生体的適合性、小型・軽量化、長期使用などの条件を十分満たす一軸浮上制御を用いた人工心臓作製を目的とする。これまで、高い剛性を得るようなステータとロータを作製し、装置評価を行った。また、軸流ポンプ方式を採用することで、ポンプ性能をさらに高めるために装置の設計を行ったので、その諸評価を報告する。