電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-2P-01
会議情報

酸素量を制御した(Bi, Pb)-2223相単結晶の超電導特性の評価
河合 真司小田部 荘司木内 勝松下 照男野村 朋哉山内 尚雄本橋 輝樹岡安 悟
著者情報
キーワード: 電気電子材料
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
(Bi, Pb)-2223相単結晶の超電導性に及ぼす酸素アニールによる影響を調べた。試料はKClフラックス法で作製しており、Biサイトの15%がPbにより置換されている。試料は作成後、熱処理を行わなかったものと、1, 3, 10気圧で酸素アニール(350℃, 48時間)をしたもの、1気圧で窒素アニール(350 または 450℃, 48時間)をしたものを用意した。全ての試料について200 MeVのエネルギーのAuイオンをc軸と平行に照射して柱状欠陥を導入し、臨界電流密度を測定した。この結果を解析し、凝縮エネルギー密度を定量的に評価した結果、1気圧で酸素アニールした試料が最も高い値を取った。
著者関連情報
© 2008 電気関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top