主催: 電気関係学会九州支部連合会
我々はLANスイッチを主として構成されるLayer2ネットワークのトポロジを推測するアルゴリズムを提案し,機器間の接続関係を推測・表示するシステムを作成し利用してきた.本システムではLANスイッチの持つFDB(Forwarding Database)の情報を用いて推測を行っている.また,FDBだけではなく機器自身のMACアドレスも参照することで,接続関係を決定することができる.しかし,FDBの学習はトラフィックや経路に依存し3分ほどでタイムアウトして消えるため,直近の機器同士でもお互いのMACアドレスをFDBに持つとは限らない.そこで本論文ではFDBの効果的な収集方法を提案する.