電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1A-02
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免疫検査用磁気マーカーにおける粒子径と磁気モーメントの分布
渡邉 英樹長曽我部 隼一松尾 政晃吉田 敬円福 敬二
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キーワード: 電気電子材料
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抄録
磁気的免疫検査法において、磁気マーカーの持つ磁気モーメントmとマーカー粒子径dの関係(m-d特性)は重要である。マーカーが単磁区粒子であると仮定すると、mはdの3乗に比例する。マーカーの粒子径は分布しているので、抗原と結合したそれぞれの磁気マーカーから検出される磁気信号には大きな差が生じることになり、定量的な免疫検査は困難となる。そこで、私達はマーカーのm-d特性を調べた。結果は、mはdの3乗には比例しておらず、粒子径が分布していても定量的な免疫検査が行えることを確認した。そして、そのマーカーを用いて免疫検査を行った所、7x10<sup>-18</sup> mol/mlのビオチンを検出できた。
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© 2010 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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