電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1A-03
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Sm-123超伝導体の交流帯磁率異方性(2)
坂本 進洋瀬戸山 昴岩崎 秀作阿久根 忠博
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キーワード: 電気電子材料
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抄録
酸化物超伝導体の交流帯磁率特性は,虚部χ”のダブルピークなど、複雑な形状を示す。粒と粒界の超伝導特性の違いによるとして定性的に説明されている。ここでは、弱い超伝導母材中に強い超伝導グレインが存在する系を考え、ビーン・モデルに基づき,磁束分布を求め,交流帯磁率を数値計算する。このモデルにより、帯磁率特性の実測結果に現れるダブルピーク,ショルダーや2段階遷移特性を表現できる。グレイン配向Sm-123の磁化をSQUIDとPPMSを用いて測定し、その実測結果と比較し、グレインとグレイン間のリンク領域の超伝導特性の相違を検討した。
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© 2010 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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