主催: 電気関係学会九州支部連合会
本稿は画像処理に基づきランニング疲労時の挙動解析を行う。疲労の傾向が表れる部位を観測するためトレッドミル上を走る動作を撮影した.提案する手法では時間経過における挙動変化を体に装着させたマーカーの位置情報から検出することで,どの部位がどのように変化していくかを調べた.従来,生体的な疲労の測定方法として乳酸,呼吸,心拍数などから測定する方法がある.本稿は被験者に対して負担が少なく,安価に実験することが可能な心拍数から測定する方法を採用した.これによりランニング中または後の疲れや痛みの出やすい所をチェックすることが可能と推測される.また実験を通してランニング時のフォームの修正に役立つ可能性を示す.