抄録
PWMインバータ駆動モータのベアリング電流発生の原因の一つとしてベアリングの温度上昇が考えられる(1)。本論文では,ベアリングの温度変化によるベアリングの静電容量及びブレークダウン電圧についての検討を行ったので報告する。ベアリングの温度が上昇するとベアリング油膜厚さは減少し,静電容量は増がするが,油膜の絶縁レベルは低下する。一方,ベアリングの両端に加わる軸電圧はベアリングの静電容量が増加すると低下する。このようにベアリングの温度による,ベアリングの静電容量,ブレークダウン電圧及び軸電圧の変化について実験による調査を行った。