電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1A-14
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キャパシタポンプを利用した単相4倍電圧整流器の動作
原口 貴裕石坂 耕一松本 洋和根葉 保彦伊藤 良三
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抄録
本稿は、二つの可制御スイッチを用いて、ほぼ力率1で正弦波状の入力電流かつ電源電圧ピーク値の4倍以上の直流出力電圧が得られるキャパシタポンプを利用した単相4倍電圧整流器を提案したものである。この回路は、可制御スイッチとして1個のIGBTブリッジレグモジュールで実現できる点に特長があり、最も基本的な昇圧形整流器に二つのキャパシタポンプを付け加えたものである。二つのキャパシタポンプは電源電圧ピーク値付近の電圧に充電され、それらと電源電圧が重畳して出力端キャパシタを充電する。試作回路によって、出力端キャパシタの電圧は電源電圧ピーク値の4倍以上の出力電圧が得られ、ほぼ力率1の正弦波状の入力電流が得られた。
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© 2011 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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