電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
セッションID: 04-1P-16
会議情報

高電界パルスによるメダカ卵への物質導入;分子量と導入効率についての検討
山口 明美今村 泰隆河野 晋冨永 伸明
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
我々は,高電界パルスを印加することで種々の物質をメダカ卵に導入できることを報告してきた.今回,導入する物質の分子量と導入効率について検討した.高電界矩形波パルス印加により,シクロヘキシミド(分子量281)をメダカ卵内へ導入できたが,2つの異なる高電界矩形波パルスを用いることで,そのメダカ卵内への導入量を増加させることに成功した.さらに分子量が大きいアクチノマイシン(分子量1255)も導入できたが,ジフテリアトキシン(分子量58000)は導入できなかった.以上のことから,高電界パルスによる物質導入は分子量に比例し,高分子量の物質についてはさらなる条件の検討が必要であることが示唆された.
著者関連情報
© 2011 電気関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top