電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-1P-01
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スピンカラムクロマトグラフィ法による半導体カーボンナノチューブの濃縮率向上
渡邉 英明藤岡 将広中野 道彦末廣 純也
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抄録
カーボンナノチューブ (CNT) ガスセンサでは、ガスに反応性を示すのは半導体CNTのみである。そのため、半導体CNTを選択的に濃縮してセンサを作製すれば、感度の向上が期待できる。界面活性剤の一種であるドデシル硫酸ナトリウムは金属CNTに強い親和性を持つことが知られており、その性質を利用した分離法が提案されている。我々はこの手法を改良し、スピンカラムを用いた半導体CNTの分離法を提案した。スピンカラムを用いることで分離効率を向上でき、更に半導体CNTの濃縮も行えるようになった。しかし、濃縮操作回数を増加させると金属CNTの集積量も増えることが確認されたため、本研究では、濃縮回数の最適化について検討した。
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© 2011 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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