電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1P-07
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触媒ナノ粒子均一分散の検討
冨島 明浦川 侑己末永 寛田島 大輔大坪 昌久
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キーワード: エネルギー・環境
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抄録
作動温度が低く、軽量などの理由から、家庭などで使用できる燃料電池としてPEFCが注目されている。PEFCでは触媒スラリー中の白金触媒、電解質、供給ガスで形成される三相界面で反応が起きるため、三相界面を多く形成させることが、コスト削減に繋がる。しかし、一度、触媒スラリーを塗布しただけでは白金が均一に分散されずに、三相界面が形成されない。そこで今回は、触媒スラリーを複数回塗布し、電極面全体に三相界面を形成させることにより、MEAの性能向上を目指した。その結果、最大出力密度の増加、活性化過電圧の低減、有効白金表面積の増加等の関係から、白金ナノ粒子均一分散がMEAの性能向上に繋がることを明らかにした。
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© 2011 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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