主催: 電気関係学会九州支部連合大会委員会
静電的に誘引されるインクジェットは、他方式では見受けられない特有な飛翔状態を示す。この飛翔状態を制御することによって階調画像記録や配線板パターンの直接描画さらにはコーティング等へ応用の試みがなされている。これまでの研究遂行においては、インクジェットの飛翔状態を巨視的な捉え方で実地した。今回、インクジェット飛翔の特有な飛翔状態の微細な内部構造について応用を念頭に置いて考察した。具体的には、インク飛翔状態とノズル移動量などの関係である。得られた結果から、インクジェットの応用を考えたとき記録目的によるノズルの適切な移動量との関係等について検討した。